いざ中古車の値下げ交渉! 3500ドル値下げのコツ

いざ中古車の値下げ交渉! 3500ドル値下げのコツ

気に入った車が見つかれば、

いざ価格交渉ですが、

現在アメリカの景気はよく車がすぐ売れきれるため、

ディーラーのほとんどは強気で価格交渉に応じてくれません。

向こうもプロですし、

その上英語での交渉になると、価格交渉は非常に難航します。

おそらく普通に交渉すると数百ドルも負けてくれないと思います。

 

私も車交渉には苦戦しましたが、

そうした中でもコツを見つけ、米国トヨタ正規ディーラーから3500ドル値引きしてもらいました。

以下、その交渉のコツをお伝えします。

 

交渉に向かない時期

日本同様、アメリカにも交渉に最適な時期と向かない時期があります。

まず避けたいところは、夏休みの時期(5中旬〜8月末)です。

夏休みになると、

旅行などで車が何もしなくても売れるので、ディーラーはより強気になります。

しかも、車もどんどん売れていくので、

交渉どころではなくなってしまいます。

 

交渉のタイミング

交渉に一番良い時期は、決算の前の時期です。

この時期は、どのディーラーも車を売ろうと必死になります。

 

残念ながら、私が購入したのは夏休み真っ只中の6月で、

どのディーラーも強気でした。

ただ、その繁盛期でも交渉ができやすいタイミングがあります。

それは、、、

月末に交渉するということ。

どのディーラーも販売目標が課されているので、

月末は必死になり交渉にのってくれやすいです。

 

交渉のコツ

①譲れない金額を設定する

相手はプロのディーラーですし、

アメリカ人ですら値下げ交渉することが難しい状態です。

よって、日本人の我々はしっかりとした準備が必要です。

交渉準備にあたり、まず決めたいのが予算です。

予算がないとふらついてしまうので、

この金額はしっかり設定すべきです。

 

②他のディーラーで同じか似た車の見積を入手する

正規ディーラーではなくても良いので、

同じか類似の車の見積を予算内で入手してください。

例えば、ホンダのオデッセイが本命でしたら、トヨタのシエナ、スバルのトライベッカなど。

 

できれば、条件は同じのほうが好都合ですが、

難しければマイレージが多かったり、事故車でも大丈夫です。

あくまで当て馬なので。

 

ここでポイントなのが、できるだけ予算限度に近い見積を入手することです。

あまりに安すぎると、本命の車交渉の際に怪しまれてしまいます。

いわゆる相見積というやつですが、

この見積を入手するだけでも苦戦するかもしれません。

ただし、これは本命交渉のための練習としても使えますので、

まずは本命以外の車が予算内で買える状態になってください。

 

③ 金額を用意する

車の購入方法は、ローンか現金(小切手)ですが、

できれば現金での支払いをおすすめします。

これは、購入力があるという信用にもつながるためです。

 

もし、あなたがディーラーの立場だったら、

貯金がなく借金をする人、あるいは経済的に余裕がある人、

どちらに販売したいですか?

今後の関係性などを考えても、経済的に余裕がある人を私は選びます。

 

信用を勝ち取るためにも、

ぜひお金を用意しておきたいところです。

 

いざ本番交渉!

私が使った交渉内容は主に3つです。

①予算があり、この予算内で購入しなければならないことを伝える
→個人というより、会社の予算と伝えたほうが効果的

②月末交渉の場合は、今月中に購入したいことをアピール

③相見積を見せ、本命の車がもし予算内で収まらなければ、
相見積先の車を選ばなければならないことを伝える

 

なお、強気にいくのではなく、

この車(本命)を買いたいが、

予算に合わないので困っていると伝えたほうが日本人は交渉しやすいかもしれません。

また、譲ってはいけないのが、

1円たりとも予算オーバーしてはいけないこと、

及びこの車ではないとだめであるという点です。

 

ディーラーは予算の引き上げや他の車を進めてくるかと思いますが、

絶対に折れてはいけません。

こちらには、相見積の車があるという後ろ盾をもって戦ってください。

この相見積が我々が交渉できる唯一の根拠ですので、

フル活用しましょう。

 

この姿勢を貫くと、

おそらく担当ディーラーは上司を呼んできます。

この上司が来て、ようやく交渉本番です。

 

担当ディーラーで交渉した内容と同じことを、

上司にお伝えください。

もしかしたら、相見積内容に関して、

ケチをつけてくるかもしれませんが、

その際、絶対動揺せず、聞き流してください。

予算と期限の関係上、本命の価格が下がらない場合、

相見積先の車を選ぶしかない状態とだけお伝えすれば良いです。

 

経験上、1000ドル以下の値下げは、

上司が出てきた時点ですんなり交渉が終わります。

 

ただ、1000以上の値下げになると、

向こうも慎重になってきます。

 

私が3500ドル値下げ獲得したときは、

数時間交渉した後、

上司ディーラーから2500ドルが限界だと言われ、一旦交渉が終わりました。

 

ただ、帰りの際に、

上司ディーラーを捕まえ、

再度試乗をさせてもらったり、

世間話などの雑談をして、上司・担当ディーラーの時間を奪いました。

彼らの頭の中には、

数時間の彼らの時間を費やしたお客を返すのと、

値引き交渉を応じ売上を上げるのと、どちらが良いか天秤にかける状態になります。

ディーラーが私達に時間を費やせば費やすほど、

交渉しやすくなるということです。

 

私の場合、一時は交渉が決裂しましたが、

雑談を終えた後に、

予算内でOKという連絡をもらい、

3500ドルの値下げを得ることができました。

 

交渉後にやっておきたいこと!

交渉成立したからと言って油断してはいけません。

予算内の見積をもらっても、

お金を支払うまでは自分の車になりません。

 

ただ、当日にお金を支払うなんてことは、

難しいと思います。

必要書類の記入や銀行で小切手を発行してもらう必要があるためです。

 

そこでおすすめしたいのが、

デポジット払いです。

 

ほとんどのディーラーでは

数百ドルを前払いするだけで、

車の所有権を獲得することができます。

車の所有権を抑えて、ようやく安心して帰れます。